福武ハウスアーカイブ集

小豆島の福田地区を拠点にしたアジア・アートプラットフォーム「福武ハウス」のアーカイブ集制作に関わらせていただきました。

編集段階から一緒に考えさせてもらい、なにもないところから本ができあがるまで、大変だけど充実した時間となりました。福武ハウス担当だった神谷さんのアグレッシブな進行のもと、昨年の今頃から4ヶ月くらいかけて作りました。最後の方に校正をしながら2人ともヘロヘロになってる姿を思い出すと笑えてきちゃいます。

アーカイブ集では、福武ハウスに関わりのあるアーティストやスタッフ、地元のみなさん、20人に聞き取りさせてもらいました。

瀬戸内国際芸術祭をきっかけにはじまった福武ハウスが、10年たった今実際にかかわりのあったアーティスト、スタッフ、地元住民にとってどういう場所だったのか、これからどうあってほしいのかを振り返ってみてもらう試みです。

運営者たち自身だけじゃなく、関わりのあった周辺の人たちにも、じっくり振り返ってもらい、それを記録に残すって贅沢だなと聞き取りしながら、ちょっと羨ましくなっていました。運営者にとってはチクチクする話ももちろんあったと思うけど。

そして、hesoさんのデザインがとても素敵で頼もしく、デザインからパワーをもらったり。牧浦知子ちゃんが撮影した写真も福田の普段がうつし出されていてすごくいいので見てほしいです。私の手元にも数冊あるので、気になる方はお声がけください。

これをきっかけに、とんどや、夏祭りなど福田の行事にもいろいろ参加させてもらいましたが、聞き取りさせてもらった女性陣とみんなでキムチ作りをしたのは私的幸福なハイライト。