久しぶりの小豆島案内

 先週、大阪からコマキさん、東京から北山さんが小豆島に来てくれたので2日間、島をぐるりと案内した。何度も訪れている場所でも、初めて訪れる人と一緒に巡ると新しい風が吹き、キラリとなにかが光るのを感じる。生憎の天気だったけれど、西の滝瀧水寺は珍しい景色が見れた。いつもは階段の上から見下ろせば一面に瀬戸内海が見渡せるが、この日は霧だらけ。まるで天空の中のようで幻想的だった。

 ひとつショックだったことは、何度も誰かを案内した場所でも、しばらく行っていないと説明する言葉が出てこなかったこと。一度調べて分かった気になっていてはあかん。勉強し続けていないとすぐに忘れるよなぁ。

 さて、今回、二人が来てくれたのはとある企画の下見のため。うまく実現できるといいなぁ。小豆島に来てから、コマキさんと出会って、こうして今も再会できること、一緒に企てることができてうれしい。さらに今回は、北山さんとの新たな出会いにも感謝。

 どこに住んでいても、周波数が合う人とは繋がれるのかなと小豆島という辺鄙なはずの場所で暮らし始めてより強く思うようになった。

 


 

文と写真 | 香川県 小豆島 ライター 坊野美絵